家庭向けコラムschool-column

【家庭編】ストック管理と収納用品の選び方

魅力的に見える収納用品

これから、春の新生活の準備に向けて、ホームセンターや家具屋さんの収納用品売り場が賑やかになり、様々な便利グッズや収納用品を目にするようになります。

綺麗なディスプレイを見たりすると、つい買いたくなってしまいますよね。

「この収納、あそこの隙間にぴったり合うんじゃないかな?」

そんな買い方をしていませんか?

空いている空間がもったいないから収納家具や、収納用品を買うという買い方をすると、結局、物が増えただけで片づかないということが起こりがちです。

収納用品を買うときの失敗を防ぐには、その収納に何をどれだけ入れるのかを調べることが必要です。

我が家の食材ストックどれくらい必要?

例えば、キッチンにあふれた食材のストックをしまうための収納が欲しいとします。

そんな時、キッチンの棚のサイズを測って収納用品を探すのではなく、まずはストックがどれだけ必要なのかを調べる必要があります。

食材のストックが片づかない原因は、消費する量よりも、家に入ってくる量の方が多いからです。

このアンバランスを解消しないことには、収納用品を買っても、入れる場所が増えた分、余分に食材のストックが溜まってしまいます。

ストック(在庫)の管理について

工場やお店には、適正在庫という考え方があります。

適正在庫= サイクル在庫 + ミニマム安全在庫

サイクル在庫数というのは、物を日々消費する数。

ミニマム安全在庫数というのは、在庫がなくなる不安を解消してくれるだけの在庫数です。

適正在庫に基づいて在庫数を管理すれば、失敗することはないはずです。

ただ中には、食料が少ないことを不安に感じて、災害用で多めに用意しておきたいという方々もいらっしゃると思います。

そんな方におすすめなのが、ローリングストックという考え方です。

ローリングストックとは

普段食べている物を少しずつ多めにストックして、使ったら使った分だけ、買い足しておくことで、常に一定量の食料を備蓄する方法のことです。

普段食べている物を少しずつというのがポイントです。

例えば、災害という非日常の中であっても、いつも食べている物が食べられるということは気持ちの安心に繋がります。

それぞれに合った収納方法を

良く使う物は、使いやすい場所に。

あまり使わない物は手の届きにくい場所に。

手順通りに収納用品や収納場所を決めてみても、もし違和感を覚えてしまうなら、収納の方法か、収納場所のどちらかを見直してみてください。 自分の生活や性格を考えて、必要な物の量を調べて、その量にぴったりの収納を選びましょう。

これ使うかも?これ便利かも?と、雰囲気でつい買ってしまう人は、まずは冷静に自分にとって必要な物の量を把握してくださいね。

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