【家庭編】段取り上手で片づけ上手に
片づけと段取りの関係性
片づけと段取りは切っても切り離せないものです。
片づけが上手な人は段取り上手と言えますし、段取り上手な人は片づけ上手とも言えます。
例えば、料理することを思い浮かべてください。
何がどこにあるか分かっているキッチンで料理するのと、片づいていないキッチンで料理するのと、どちらが段取りよく料理できるでしょうか?
もちろん、片づいているキッチンですよね。
仕事も同じです。
デスクやパソコンのフォルダが散らかっている人は、たとえ仕事の段取りを考えていても、いつも何かを探していて、段取り通り仕事の成果が出せるとは限りません。
一方、片づいている人は段取りよく仕事に取り組むことができ、さらに良い成果を出すことができます。
実は、この段取りと片づけにも、ポイントがあります。
それは、ゴールとプロセスまでをイメージをするということです。
片づけのゴールとプロセス
片づけをするとき、みなさんは完成イメージを思い浮かべて取り組んでいますか?
例えば、文字だけで説明された、見たことのない料理を作ろうとしても、イメージが湧かないので時間がかかるし、違う料理が出来上がるかもしれません。
ゴールのイメージが掴めないまま片づけをしていると、見たことのない料理をつくるのと一緒で、時間も手間もかかることになります。
例えば、「ホテルの部屋のようにしたい」というゴールでも良いと思います。
どれだけやってもそれは無理、と思う人がいるかもしれませんが、ホテルの部屋のような住まいはそんなに難しいことではありません。
今は高すぎるゴールのイメージでも問題ないので、イメージができたら、そこまでのプロセスを考えます。
さっき、散らかってしまっただけなら、最初の状態に戻すという明確なゴールをイメージできます。
これが例えば、ものすごく散らかっている状態からホテルの部屋のような住まいにするとしたら、時間もかかるし、やらなくてはならないこともたくさん出てきます。
この想定がしっかり出来ているかどうかが、片づけの成功のポイントです。
完成までのプロセスをイメージする
イメージから、完成までのプロセスを考える。
これこそが段取りそのものです。
ゴールをイメージすること、そして、片づけを邪魔するモノを事前に把握することは、段取り上手、片づけ上手への第一歩です。
ゴールのないところに行こうとすると、途中で嫌になってしまいます。
難しいプロセスを踏もうとしても、これまた嫌になってしまいます。
まずはやさしいゴールの設定と、そこまでのプロセスを思い浮かべて、段取りを立ててみましょう。
これを続けていくことで、ホテルの部屋をつくるなんて簡単と思えるようになります。
ぜひ挑戦してみてください。